京洛心象 秋韻
1997年
91.0cm x 116.5cm
取材地:京都

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古典落語の「愛宕山」という話の中に土器投げの話が出てきますが、神護寺も土器投げで有名です。周山街道を高山寺に行く途中に神護寺の前を通るのですが、一度も参拝したことがありません。一度土器投げをやってみたいものだと思っていましたが、何しろ、旅の途中で、時間的な余裕が無く何時も通り過ぎていました。
ある時、嵐山高雄パークウエイを車で走っていたところ、谷の向こうの山肌に神護寺の建物が見え、慌てて駐車場に車を停めてスケッチブックを取り出しました。
落語の「愛宕山」は、旦那が土器の代わりに投げた小判を太鼓持ちが深い谷に取り降りる話ですが、谷を流れる清滝川に向かって投げる神護寺の土器投げも、様々な思い出を残しながら今に続いているのでしょう。