京洛心象 深秋
1997年
116.5cm x 91.0cm
取材地:京都

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京都の紅葉を描こうと、知人から勧められていた洛北花背に宿を取り、家内と二人で出掛けました。京都駅から予約してあったタクシーに乗って、宿までの道すがら、タクシーを停めては写生をして廻ったのですが、日が傾きかけたある場所で、私は慌ててタクシーを停めてスケッチブックを抱えて飛び出しました。暮れかけた山肌にそこだけ日が当たり、紅葉が光輝いていたのです。山里の日はあっという間に落ちていきます。印象を描き留めるだけで精一杯でした。未だにその土地の名前も、輝く紅葉の木の名前も知りませんが、今でもあの光輝く紅葉は目の中にしっかりと焼き付いています。